読書

『現代日本人の意識構造』レビュー/意識の変化を学ぶことで得られるものは?

私たち日本人の意識の変化はどう変化しているのか。

様々な統計調査による日本人の意識の変化を学ぶことで得られることは下記の通りです。

  1. 様々な分野の意識調査を知ることで視野を広げられる
  2. 興味のある分野を学ぶきっかけを得られる

『現代日本人の意識構造』を読んで

NHK放送文化研究所[編]『現代日本人の意識構造[第九版]』を読みました。

こちらは5年ごとの意識変化を統計調査してまとめた本になります。

なので出版も5年おきに出版されていて、今回で第9版となっています。

調査の内容は、家庭のあり方、政治、国際化・ナショナリズム・宗教、働き方、消費行動、人間関係、と幅広いです。

淡々と統計調査の結果を述べていて、統計結果からの意見は書かれていません。

客観的な統計データの膨大な資料ですので、レポートや論文を作成する学生さんには良い参考資料となります。

本書を読んで得られることは?

冒頭でもお伝えしましたが、まず

①様々な分野の意識調査を知ることで視野を広げられます

これはニュースを見ていたり、新聞を読んでいても得られる効果ではありますが、本書を読むことでより一層見識を高めることができます。

上記の通り、社会全体の色んなジャンルの統計調査が集まっているので、幅広い分野を学ぶことができます。

自分の興味のある分野は自発的に勉強していくものですが、あまり関心がない分野は避けてしまうことも多いです。

その点でも本書を読むことであらゆるジャンルの調査に触れることができるのは有益です。

俯瞰的に日本社会を捉えることができる良著です。

「視野を広げられる」ってなんでしょう?

例えば、家族調査で以下のような記述がありました。

93年に加えた「結婚観」についての質問では、「必ずしも結婚する必要はない」や「結婚しても、必ず子どもをもたなくてもよい」の増加が大きい。

(p.213引用)

最近よく聞くことですよね。

独身をテーマにした作品も多く、子供を持たない夫婦「DINKs」というワードも浸透してきています。

価値観が多様化してることを認識することは、単純に生きやすくなります。

色んな考えがあって、たくさんの選択肢があることがわかると安心できます。

もし仮に「みんなが結婚しなくてはいけない、子供を作らなければいけないと思っている」と苦しんでいる人がいたとしたら、この調査結果はありがたいものになるはずです。

「結婚する必要はない」「結婚しても子どもはいらいない」と考えている人の割合が増えてきていることを知ることができれば、自分自身の生き方もより柔軟に考えて選択することができます。

2つ目は

②特定の分野を学ぶきっかけを得られます

たくさんある意識調査のなかで特に興味があるものがあったら、より専門的な本を読むことをお勧めします。

上記の例から、なんで結婚する必要がないと考える人が増えているのか、子供を持たなくても良いと考える人が増えたのはなぜか、と疑問に思った人がいたら、結婚観や家族社会学の本を読んでみましょう。

いきなり専門的な分厚い本を読むのは大変なので、新書や薄い本ですぐに読み切れる本を手に取るのがおすすめです!

例えば、筒井淳也著『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』は新書で読みやすいのでおすすめです。

家族や結婚についてまとめたベーシックな入門書です。

自分の興味のあるテーマを見つけることができれば、自身固有の社会に対する問題意識を持つことができるようになります。

日々のニュースに触れる際にも、ベースに自分の考えを持って接することができるのは良いです。

終わりに

以上『現代日本人の意識構造』を読んで考えたことを書いてみました。

シンプルに文系の学生さんには定番の本でおすすめですし、社会人になってからも自分の興味の幅を広げるのに役立ちますので是非手に取ってみて下さい!

ではでは~

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