地元での就職を希望していたけど、持ち駒が少なくて不安だな。Uターン就職がうまくいかないのはなんでかなあ?
地元が好きな人は、地元の会社へ就職を希望する人が多いと思います。
でも、地元の就職がうまくいかないこともよくあることなんですよね。
自分の周りでもUターン就職を目指す人が多くいましたが、なかなか苦戦している人もいました。
今回は、地元就職がうまくいかなかった理由と対処法をまとめていきます!
地元就職が難しいのはなぜか?

地元就職が難しいのはなぜでしょうか?
主な要因としては、
地元企業の数が限られているのに加えて、多くの人は地元で名前の知れた「優良企業」を目指します。
地元の優良企業というと、代表例としては、
- 地方公務員(都道府県庁、市役所)
- 地方銀行
といった会社になります。
他にも、「○○県 就職ランキング」のように検索をかけると、地元の優良大手を見つけることができます!
地元就職の問題点は、名前の知れた安定的な会社をターゲットにしていると、受けられる企業数が限られてしまう、ということです。
つまり、はじめから持ち駒が少ない状態からスタートすることになるってことなんです…。
加えて、地元の優良企業は、多くの就活生が目指すので、倍率も上がりやすいんですよね…。
全国展開する企業は、各業種ごとに数多くの会社があるので、たくさんエントリーができますが、地元の企業だけに絞って目指していくと、就活が難航することもありえます。
ですので、地元就職がうまくいかなかったときの対処法としては、
というやり方が有効です。
エントリーする会社を増やして、持ち駒を増やすのが重要ですね。
地元だけではなく、少し視野を広げて考えてみる必要が出てきます。
続いては、就活生の地元志向の意識調査について、考察していきます!
就職活動のなかで地元志向の意識が変化する
地元就職についての意識調査を行った論文、平尾元彦・田中久美子(2016)「就職活動を通じた地元志向の変化」をもとに、就活生の地元志向について考察しようと思います。
この論文では、中四国と九州の出身学生の意識調査を行い、就活生の就活前と就活後の、地元志向の変化について論じています。
非地元志向者が地元で就職したり、地元志向者が地元を離れたり、両方の動きが観察される。
「就職活動を通じた地元志向の変化」要旨より
就職活動前は地元以外を考えていた就活生が、地元の就職先を選んだり、地元就職を考えていた学生が地元を離れたりしているんですね。
論文のアンケート調査では、約3割の地元志向者が、自分の志向していた地域の外で就職をしていたのです。
この結果から著者は、地元志向は「移ろいやすい」ものであると述べています。
ということなんですね。
また、地元志向の背景には「親の意向」も大きく関わっていますが、子供の就活を通じて親の意識も変化していくようです。
ちょっと長くなったので、ポイントを簡潔にまとめてみます。
- 地元就職を考えていた学生でも、地元以外で就職する人も一定数いる
- 就職活動するなかで、地元に就職するという志向に変化が見られることもある
就活をするなかで、はじめに目指していた目標が変わることは多々あります。
Uターン就職についても、就職活動をするなかで、自分の心境に変化があって、目指す場所が変わることは大いにあり得るということですね。
これはとても良いことだと思うんですよね!
なぜかというと
です!
地元の限られた選択肢だけでなく、地元以外の全国区の会社も検討することで、選択肢は格段に増えますね。
地元に縛られずに、視野を広げて会社を検討することは、とても有益なことだと思います!
まとめ
以上、地元就職がうまくいかなかった理由と対処法についてまとめてきました。
要点を簡潔にまとめます。
◆地元就職が難しいのはなぜか?
理由:地元企業の数が限られていて、エントリーできる会社が少ないから
⇩
対処法:地元の行きたい会社とあわせて、全国区の企業にもエントリーする
地元の会社だけでなく、普通の大手企業も視野にいれることで、選択肢がぐっと広がって、自分のキャリアにマッチした就職をすることができる可能性が高まります。
私自身も、新卒の就活時は、地元企業ばかり見ていたので、もっと早く気がつけば良かったと思っています…。
就活生の方は是非参考にしてみて下さい~
以上です。